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チンチラの致死遺伝子

 

チンチラの赤ちゃんをつくるのは素敵だが、その前に大変な事や間違いがないよう遺伝子を学ぶ事が重要です。

 

ベルベットの遺伝子の生まれ

この優性遺伝子が発見されたのは1961年アメリカのブリーダーロバート・ガニング氏。スタンダードのチンチラからガニング氏がチンチラの仔の中から違う色を見つける。そのミューテーション の名はブラックベルベット又はガニングブラックで見つけれる。ベルベットは優性遺伝他の色と共優性する。例題ブラックベルベットとヘテロ接合型のベージュと交配するとブラウンベルベットが生まれる。ブラウンベルベットはブラックベルベットと同じ性質を示す、ただ毛の色が茶色で黒ではない。ベルベットは優性と共優性なのでどの色とでも交配できる。しかしながら、ベルベットとホワイト又はチンチラの濃い色のミューテーション ショコラ又はエクストラダークエボニーと決して交配してはいけない。

なぜ ?

ただ単にベルベットの遺伝子は濃い色のミューテーション に目で見極められなくベルベットであるか分からないので。ホワイトの遺伝子は不完全優先遺伝子のためベルベットの遺伝子が多くの場合見つけられないので。(隠れて遺伝子として存在している事があるから)。

 

チンチラベルベットをどう見分けるか

チンチラベルベットはヴィルギュル(コンマの形の色の部分)。前肢に存在するエボニーのブーツ(ブーツの形の色の部分)と間違いないように。素人には違いは分かりにくいその理由で繁殖させる前に、しっかり遺伝子を理解することが必要。それと見分けるには遺伝子の組み合わせで、多数のミューテーションは何の解決にならない。

 black velvet


  virgule sur la patte


チンチラホワイトの生まれ

1955年アメリカカリフォルニア州のブリーダーブライス・ウィルソン氏の家に一番初めのチンチラホワイトが生まれた。他の優性のミューテーションのように2匹のチンチラスタンダードから生まれた。ホワイトウィルソンと名付ける。

しかしながら体の斑点の分布によって他の呼び名がある。

ホワイトウィルソン :グレーが一つもなくホワイト一色

ホワイトモザイク : グレーの斑点が毛に散らばまっている

シルバーホワイト又は銀色のウィルソン :色はグレー軽いベールかかった色

チンチラホワイトは ウイルソン、モザイク、シルバーどれもグレーの耳そして目は黒。ホワイトの遺伝子は不完全優先遺伝子それでホワイトは斑点が存在する。遺伝子型に他の色があるのに斑点がまったくない事があるそれがこのミューテーションの複雑さ。このチンチラはホワイト以外他の色と一緒にできるが ベルベットとも一緒にしてはいけない、実際ホワイトの遺伝がベルベットの中に隠れているかもしれないので、そのホワイトにベルベットの遺伝子がないか間違いがないか調べる。間違ってそのホワイトにベルベットの遺伝子がないとする。 素人がベルベットと交配を決心したとしたら大変な事になる。ブリーダーはホワイトにベルベットの遺伝子があるか分かることができるが、素人には見つける事ができない。


致死遺伝子とはなにか ?

致死遺伝子はホモ接合型では生きられない。ホワイトとベルベットの遺伝子は致死遺伝子ということはチンチラベルベットとベルベット又はチンチラホワイトとホワイトを交配すると2つのベルベットの遺伝子又はホワイトの遺伝子の仔ができる。ホモ接合型の遺伝子と言う。

これはブラックベルベット同士で交配した場合このようになる。これらは他の色のベルベット全て同じになる。ブラウンベルベット、バイオレットベルベット、タワーベルベット、エボニーベルベット etc...         ブラックベルベットのコード番号はBl-pw / pw-pw

ベルベット同士が交配した場合                                                                                  ベルベット交配した場合の表

ブラックベルベット Sire : パパ Dam : ママ Kits : 仔 ブラックベルベツト同士の交配の場合  TOVは ベルベットの意味。         パパがブラウンベルベット ママがブラックベルベットの場合


パパ ホワイトベルベット ママ ブラウンベルベットの交配の場合ホワイトとベルベットと交配した場合の表

 

上を見ると分かるように全部の配合に両親2匹ともベルベットの遺伝子25パーセントの赤ちゃんが流産又は生まれてから死ぬ。

 

 

この交配でどういう危険があるか ?

95パーセント不幸になる遺伝子は致死でホモ接合型だということが分かったと思う。チンチラに2つのベルベットの遺伝子又はホワイトの遺伝子があると遺伝子型として生きられない。その結果メスにはホモ接合型の赤ちゃんは生きられないので子宮の中で死亡して流産になりえる。流産が出血を引き起こし低体温症になる手当てが遅れると死に至る。子宮の中で死んだ仔が排出できない石児になる。石児を外に出すには帝王切開だけになりメスに危険を与える。もし仔が石児している事に気ずかなかったら敗皿症になり死亡する危険性がある。交配の危険性を分かったように素敵な経験だが遊びではない気軽に遣る事ではない。交配するにあたって致死遺伝の危険性だけでなく、その他にも遺伝病を受け継がせる危険性がある。

チンチラの各種類を守るためチンチラをカップルにするにはしっかり勉強し厳しく念入りにセレクションしなければいけない。

ミラーかしたチンチラの赤ちゃん

ミラーかしたチンチラの赤ちゃん
 

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